あってもなくても困らない！でもあったら確実にカッコいいものだと思います。あまり使用頻度が高くなかったので出品しました。クラッチバックです。創業以来、国産にこだわりつづけてきた、「國鞄（こくほー）」の最高峰シリーズ、プルミエ。国産にこだわるには理由がある。それは永代保障という、次の世代へのバトンタッチをも見据えたものづくりにある。そのためにも、絶対的に信頼のおけるパーツを手に入れる必要があるからだ。　使われるレザーには、手に入るおそらくは最高品質の物を使用、使い込むほどにその味わいは輝きを増す。　國鞄に「消耗品＝いつかは壊れ、捨てるもの」という概念は存在しない。だから保証書もない。存在そのものが保障なのだ。確かに価格面では他社にかなわない部分もあるだろうが、ひとつひとつ のパーツや革のクオリティは次世代へ受継ぐことを念頭においているため真の一生モノと言うことができる。また、メーカーが生涯バックアップしてくれるとい う安心感は、絶大である。　タンニンなめしのレザーは革本来の持ち味が活かされていて、使うほどにその色は濃く、艶を増すことは知られている。“国産”とつく意味は何なのか？　國鞄が扱う国産レザーは“ピット槽”と呼ばれるタンニンの溶液槽の、濃度の薄いものから順に漬け込んで色をつけていく手法をとっている。広大な敷地を要し、染めに時間も掛かるため、諸外国では回転ドラム式で強制的に色を入れる方式を取っている。　この手間が「活きた革」をつくり、その後の経年変化や強度に大きな違いをもたらす。手間を惜しんだものと比較できるわけもなくこの深みを３年５年後に味わえるのはこの「國鞄」のレザーだけ、ということになる。